2007 エスカレード EOP(エンジンオイルプレッシャー)の高圧不良修理
2007 Cadillac ESCALADE
ESS点灯で内容はP0523:EOPセンサー高電圧、P0522:EOPセンサー低電圧。
「OPS(油圧センサー)は一度交換したが、暫く走行後に同じ症状でESS点灯」との事で修理入庫です。
OPSフィルター詰まりで油圧低圧修理はよくありますが・・・・
DTCの履歴から高圧892kpa以上でOPSが壊れOkps(低電圧)に・・・
高圧でOPSが壊れるとなると、エンジンオイルの詰まり、リリーフバルブの不良?
OPS外して、油圧計テスターを接続して測定。約60-70psi、70psi以上にはならないのでとりあえずリリーフバルブはOKでしょ。
すでに「オイル交換とフラッシング剤(Wa..)を使った」との事ですが、通常:20-60psi(Min6-20psi)に対して高いので、当店お薦めのアメ車用フラッシング剤(Winn’s)2種を使用します。
E/Gフラッシング剤(OSC/即効性)で洗浄、オイル交換後エンジンオイルコンセントレート(遅効性洗浄剤)をいれて80kmほど走行。40-50psiまで下がってきました!
バルブ廻り、OPSのフィルターは汚れ無!エンジンオイルパン内リリーフバルブ付近にヘドロ溜りあり
OPS部から加圧してみるとエンジンフロントから異音があり、CMP(カムシャフトポジション)アクチュエーターソレノイドバルブを外してみると、汚れで時々シャフトが引っかかるので交換。
すべてを戻して油圧もOK
<作業内容>
エンジンフラッシング(走行)
即効性・遅効性フラッシング剤、走行80km
エンジンオイルパン脱着・清掃
フロントデフ脱着 オイルパンガスケット交換
リリーフバルブ点検・清掃
カムシャフトソレノイドバルブ交換
ドライブベルト廻り脱着、ウォーターポンプ廻り脱着
クーラント補充、エンジンオイル・フィルター交換